本記事では前回の記事に続き香川旅行記を書いていこうと思う。
400円弱の切符を買った後、観光客と思われる人と共に、ぞろぞろと船内に入る。船内に人はそれほどいなかった。あまり揺れがなく、快適な船旅だった。しかし島に到着する少し前、衝撃的なものを見た。まるでモアイのような石像が見えたのである。
フェリーから降りた後、一番最初に目についたのは「鬼の館」の文字。ここは案内所やバスの停留所、軽い食事を提供する店が一体化している。近くにはコインランドリーもあり、一つ500円くらいだったかな。後の記事で書こうと思うが男木島でキャンプをする予定だったために大荷物であったことから、ここで荷物を預けることとした。
鬼ヶ島行きのバスが来るまでの時間が少しあったため、少し周辺散策を行うこととし、フェリーの上で見たものの正体を見に行くこととした。
まさか本当にモアイだとは思いもよらなかった。近くにはこのモアイについての解説がある。香川の高松にはイースター島の倒れたモアイを復活させる事業に携わっている企業があり、ここのモアイはその前段階として作成され、その後寄贈されたそう。つまり鬼の館の傍らに設置されているこのモアイは、香川とイースター島の関係を説明するものとなっている。しかしなぜ女木島に設置されたのか。真相は闇の中だ。
さて、モアイの写真の中にも見られる鴎について説明したいと思う。題名は「カモメの駐車場」。木村崇人さんによる作品だ。女木島は直島ベネッセアートサイトと呼ばれる、ベネッセによるアート活動の拠点の一つとなっており、島にアート作品が点在している。これはその中の一作品で、風見鶏の鶏が鴎になった風見鴎が300羽おり、女木島に来た人を迎え入れている。